083602 ランダム
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鈍行列車でいいのなら

鈍行列車でいいのなら

ゆうびんやさんのうた

ゆうびんやさんのうた

窓の向こうの街の景色に
紅く彩を添える
ゆうびんやさんのちゃりんこが
きょうもそろそろ通る頃

街のみんなは彼の届ける
手紙だけを待って
届ける彼の名前すらも
知らないことさえ気づかない

だけど
手紙を開ける街の人の笑顔を見るといつも
彼はきっと 手紙にのせて
何か 素敵なものを運んだと思う

そして
次の家へとちゃりんこ転がす姿を見るといつも
私もいつか 風にのせて
何か 素敵なものを運びたいと思う

私のうたうこの歌が
あの手紙のように
確かに あなたの手元に届くように
きょうも時の流れの中を
赤いちゃりんこ走らせて
歌う私の顔なんて誰も知らなくていいから

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